2009年

6月

25日

『ドロヘドロ』林田球著・小学館

コミック・イッキの連載漫画。

主人公は、ハ虫類の顔を持ち「ホール」と呼ばれる町に住む男、カイマン。「魔法使いの世界」から来た魔法使いによって、姿を変えられ記憶も失う。本来の姿を取り戻すため「魔法使いの世界」へ乗り込んだカイマン。友人の餃子屋・ニカイドウとともに戦いながら自分の過去を探してゆくのだが。みたいな。

世界が一般人のすむ「ホール」、「魔法使いの世界」、悪魔の住む「地獄」にわかれていて、その三層の世界が、そのままヒエラルキーになっている。「ホール」は、魔法使いの人体実験所でしかなく、魔法使いは悪魔と契約することではじめて魔法が使えるようになる。どこかで聞いたような設定だけれども、気持ち悪いぐらいに書き込まれた作品世界は圧巻。伏線の使い方もうまく、随所に仕掛けがある。そりゃ、5年近く連載してても一向にすすまねえ訳だ、と納得させられるが、富樫みたいな線でいいからとにかく早く書いてほしい。