漫画『日本人の知らない日本語』蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー

朝日新聞の書評欄で珍しく漫画が紹介されていたので、買う。

本書は、日本語学校の教師が外国人学生と繰り広げる、なるほど×珍日本語のうんちくが楽しいコミックエッセイ。

 

袖ビーム→ガードレールの端のまるまった部分

ピカイチ→花札の中に一枚だけある「光物」という点の高い札に由来

 

だけでなく、

 

ご苦労さま→目下の者

お疲れ様→目上の人

 

だとすれば、きっと「がんばれ(→目下の者を励ます言葉)」にもあるはずだと、華道の先生にうかがうと、やはりあって、それが

「お疲れの出ませんように」

ちょっと、いい。

言葉のうんちくだけでなく、なんとかジャーキー的「猫缶」を、文字どおり「猫の肉の缶詰」だと思って、買う外国人がいたりして、思わぬ隙をつかれてしまう。

面白いだけでなくて、しっかりと調べて書いてあるので、そこいらの日本語の読本よか、勉強にもなります。

ベテラン編集者のかたにうかがうと、日本語や、マナー本に関する周期というものがあって、それは大体二年おきなんだそう。いわれてみると、なるほどと思って、ノートに書き写した言葉はしっかり忘れています。

「お疲れの出ませんように」は是非とも使ってみたい。