2009年

12月

06日

新宿漫歩

佐々木くんと新宿を歩く。開口一番、キングジムの「ポメラ」を紹介される。ポメラは、ノートパソコンをさらに簡易化した小型ワープロとでもいうべきもので、そのシンプルさと、小ささが見事30代~50代のハートを射止めた、ヒット商品である。いつも佐々木くんは、僕が欲しいと思うものを鞄の中にしまっている。

食べ物に貴賎なし、といったスタンスを貫いてきた佐々木くんから、珍しく中野の万喜という焼き鳥屋をすすめられる。溶岩焼きという。

毎日食べたら(あまりのうまさで)アホになるから、年に一回ぐらいにしといたほうが良い、と忠告される。ここまで薦められたら、行くしかあるまい。おすすめは全部! という剛毅な回答。とにかく口中にて溶けてしまう由。

ブックファーストで、阿部謹也と落語百選をすすめると、そのままレジで大人買い。茫然とみていると「本屋で1万円ぐらい買うのは贅沢ではない」という。

すすめた本を買ってくれるのは嬉しいものの、幾許かの不安が胸中を去らず、といった顔をしていたら、本には読むタイミングがあるから、そのとき面白くなくても、一年後面白くなっている、と逆に励まされる。大人と書いて、タイジンと読む。