『風の万里 黎明の空』小野不由美著・講談社文庫 上・下

十二国記第四弾。

第一弾の続編。

 

目の前で両親を殺され皇女の座を追放された祥瓊、蓬莱から才国に流された鈴、など今まで自分が当たり前のように持っていたものを突如として失い、不幸の競争にはまってしまった二人の少女が出会いを通じて成長していく物語。

慶国の王となった陽子の物語の続きの物語でもある。

物語を通じて語られるのは、玉京、この世界をつくった天帝が実在するなら、どうして国が荒れたり、妖魔がいたり、胎果がおきたりするのだろう、という疑問。

これはきっと小野不由美が抱えている根深い問題の一つなのではないか。

こういう問いかけは嫌いではない。というか好き。