『SFはこれを読め!』谷岡一郎著・ちくまプリマー新書

この手の本は、つまりブックガイドは、あれがあり、これがない、ということが多い。ベーシックなものをおさえれば、当然、最新の流行から外れ、最新の流行を追えば、あの名作は? との指摘をまぬがれない。

ちょっと読んでみたいなと思ったのは、喰わず嫌いをしていた、梶尾真治とテッド・チャン。

カジシンは、「味覚」でコミュニケーションをとる宇宙人がやってくるというドタバタSF、「地球はプレイン・ヨーグルト」が紹介されている。

この宇宙人は、肌から分泌する「言葉」で意志の疎通をとる。ゆえに、彼らと話をするには、まず相手の肌をなめ、そして、それに返事をするために料理をつくる、という設定で物語がすすんでいく。

たとえば、

「事故」=塩っぽい味

「ごめん」=さくらんぼ酒

「感謝びっくり」=ブルーベリージャム

「我々」=焼酎と氷砂糖で作って二ヶ月経った味

なんだそうな。

ちなみに、表題にあるとおり、

「地球」=プレインヨーグルト

ちょっと面白そうじゃありませんか?