2010年

8月

31日

映画『渚にて』他

映画『渚にて』スタンリー・クレイマー監督

1959年の白黒映画。原題は「ON THE BEACH」

核戦争のあと、生き残った人類は世界にふりそそいだ放射能のため、オーストラリアにしか生きられなくなり、その人類最後の土地も、あと五ヶ月で放射能がやってきて、人類は滅亡する。

 

THERE IS STILL TIME...BROTHER

 

という横断幕の前に集まる人々は、圧倒的な絶望のもとに一人一人死んでいく。そんなとき、完全に死に絶えたと思われていたサンディエゴから生存者と思われる信号を受信する。

まだ、人類には生存できる場所があるのか。

それを確かめに、潜水艦「623」号に乗り込んで、往復2万キロの旅にでる。

題は、主人公夫婦が一番初めに出会った、ビーチのこと。

幸福な記憶と、閉ざされた未来。絶望という言葉を、言葉の真の意味で、観ることができる名作。「ソイレント・グリーン」といい、白黒映画の完成度に脱帽。

 

映画『レインマン』

映画をみながらとったメモが読めないという事態に……。

破産寸前の狷介な中古車のディーラー、トム・クルーズのもとに父の訃報が届く。反目しあっていた二人に連絡はなく、遺産の相続で、ひょうんなことから自分にサヴァンの兄がいたことが発覚する。はじめトム・クルーズは兄に贈与された遺産を搾取すべく、兄を誘拐するが、普通のコミュニケーションができない兄と、無意識下に眠っていた記憶が、レインマンの歌でよみがえってくる。家族の物語にありがちなアットホームな展開にはならず、二人は、ラスヴェガスに乗り込んで、一攫千金をねらう。

 

 

映画『ふたり』大林宣彦監督

同上。

メモが読めないというのは、本当に哀しい。赤川次郎原作。最後のインタビューにちょっといいコメントが収録されているが、読めない。

 

映画『カールじいさんの空飛ぶ家』

『6号棟』の岡本氏推薦。

15分で泣けるといわれたのに、10分も持たずに落涙。

最近とみに涙腺が脆弱になっているせいか、情け無い。

物語のはじまりの10分間が特に秀逸。紙芝居をめくるように、カールとエリー夫妻の、出会いから別れまで、人生の決定的な場面を描いている。

久々にディズニーをバカにせずにすみました。

単なる馬鹿犬の愛らしさを超越した犬が良い。