『第九軍団のワシ』ローズマリ・サトクリフ作 猪熊葉子訳 岩波少年文庫

紀元117年、現在のヨークに駐屯していた、ローマ軍の輝ける第9軍団が、カレドニアの諸氏族平定のため、北に進軍し、そのまま消息を絶つという事件が起きた。この四千人の軍団はその後霧の中に包まれるように姿を消し、この軍団の旗印とでもいうべき象徴、「ワシ」がなぜか1800年後、なぜかシルチェスターという南部の野原で発掘された。それは何故なのか。軍団は生きていたのか? それとも何かの事件に巻き込まれたのか? 謎の解明のためにさまざまな説がうちだされたが、本当のところは誰にもわからない、というところから始まる歴史小説。

風呂で読み始めて、そのまま沈没するまで読了。面白すぎるなあ。全四部作の第一巻ですが、一作だけで完結しているのがうれしい。