2012年

12月

30日

映画「ホビット 思いがけない冒険」

忘年会で映画通のA氏から、今年のベストワンを聞いた。3D映画は数あれど、「ホビット」ほど臨場感があった映画はないと断言した。鳥のはばたきや、火の粉が本当に飛んでくるという。この素晴らしさは、ターミネーターのCG革命に匹敵するのでは。と、ここまで畳みかけられたら、もう観に行くしかない。

3Dメガネをかりて、劇場にはいると、宮崎駿監督の次回作「風立ちぬ」の予告編が流れていて、すでに元を取った感があった。予告編に流れているモーター音だけで、これは宮崎駿の映画で、しかもとても良さそうだとまで錯覚させてくれるのは、もはや刷り込み以外の何物でもないだろう。

ところで、この3Dメガネ。

よく考えたら、私はメガネをかけているので、メガネの上にメガネをかけなければならず、いきなりハンデを背負って観劇しなくてはならない羽目になった。

3D映画は吹き替えしかない。

何故なのかは、映画の予告編をみているうちに気が付いた。字幕があると目が疲れるのである。

映画は、ピーター・ジャクソン監督がそのまま「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前の中つ国を描いている。超豪華で、3時間という長尺を退屈させずに、画面の世界に引き込んでくれる。放たれた矢がそのまま目の前に飛んでくるような臨場感に、ドキドキした。一言でいえば、すごい映画だ。世評の五つ星を鵜呑みにして良い。

だが、映画を見た時間、場所ということも関係しているのだろうが、ほぼ貸切状態の劇場が残念だった。こんなに面白く、かつ、劇場でしか見られない大迫力の3D映画で、客が6人しかいないというのが、ちょっと信じられない。